【神奈川県相模原市南区】実家整理の片付けで見つかった古銭混在の一括買取|捨てる前に立ち止まったご相談
実家整理の背景とご相談の経緯
今回ご相談をいただいたのは、神奈川県相模原市南区でご実家の片付けを進めていたお客様からでした。
実家整理は、作業を始める前は「部屋を空ける」「荷物を減らす」といった“やること”が明確に見える一方で、実際に箱を開けていくと、処分の線引きが難しい品が必ず出てきます。
とくに、硬貨や紙幣のように
- 1
小さくて - 2
まとまっていて - 3
一見するとただの古いお金に見えるもの
は、捨てる判断も、残す判断も、どちらにも根拠が持ちにくい。
今回もまさに、片付けの流れの中で“手が止まった箱”があり、そこからご相談につながりました。
片付け現場で見つかった道具一式
段ボール箱の中に、装飾のあるトレー(盆状の受け皿)が置かれ、その上に硬貨と紙幣がまとめられている状態でした。

硬貨はサイズ・色味が複数あり、穴のあるものとないものが混在しています。紙幣も複数種が重なっており、一部は袋に入ったまま、別の紙幣類は箱の底側に平たく重ねられているように見受けられます。
「古銭」と一言でまとめがちですが、
現場ではこの“混在”こそが重要です。
同じ箱に入っていても、入った理由は色々あります。
たとえば、旅行の残り、祖父母の財布に残っていたもの、記念に取っておいたもの、換金しそびれたもの。
どれも「価値があるから」ではなく、「いつの間にか残った」が現実として多いのです。
お客様:
「片付けを進めたいんですが……これ、捨てていいのかが分からなくて」
店主(鑑定士):
「迷いが出るのは自然です。混ざり方を見るだけでも、急いで処分しない方がいいサインがあります」
お客様:
「数えたり分けたりする時間もなくて…。このままでも見てもらえますか」
店主(鑑定士):
「はい。この“そのままの状態”が、かえって判断材料になります。まずは一括で状況を整理しましょう」
ここで大事なのは、片付けの速度を落とすことではなく、処分判断に“根拠”を持たせることです。
混在しているからこそ、単品の当たり外れの話に寄せず、まとまりの背景から整えていく必要があります。
実用品として使われてきた古銭の性質
古銭・旧紙幣は、骨董品のように「飾って楽しむ」前提で残されることもありますが、実家整理の現場で見つかる多くは、むしろ実用品としての延長にあります。
使い切れずに残った小銭、財布や引き出しの奥から出てきた紙幣、家族の誰かが「記念に」とまとめたもの。
そうした“生活の残り方”が、今回の箱の中にも表れていました。

また、硬貨や紙幣は小さいため、保管が丁寧に見えても
「分類されていない」
「混ざったまま長年動いていない」
状態が起きやすい。
今回のように、トレーの上にまとめられていると、ひとまず“散らからないように集めた”意図が見えます。
一方で、箱の底側にも紙幣類が見えることから、完全に整理された保管ではなく、複数のタイミングで追加されてきた可能性も感じられます(※断定はせず、見え方としての整理です)。
査定で直面する評価の現実

買取担当・細川
古銭・旧紙幣のご相談で、最初にお伝えしたいのは「混在している=すぐ結論が出る」ではない、という現実です。
評価の軸は単純に見えて、実は“条件の影響”が大きい。
だからこそ私たちは、見た目の印象で決めつけず、いくつかの観点を言葉にして整理します。
評価が伸びにくい理由① 使用感
硬貨や紙幣は、道具として扱われる以上、触れられ、擦れ、折れ、汚れが出ます。これは「悪い」という話ではなく、“実用品の履歴”です。
ただ、市場の評価は「状態が揃っているか」に影響を受けやすく、混在状態だと状態差が大きく見えやすい、という現実があります。
評価が伸びにくい理由② 同型・類似品の存在
古銭は、同じように見える硬貨が複数枚含まれていることが多いジャンルです。
今回も、サイズや色味が近い硬貨がまとまって見える箇所がありました。こうした場合、単品での判断よりも「まとまりとして、どう整理できるか」がポイントになります。
評価が伸びにくい理由③ 単品では地味に映る点
硬貨や紙幣は、ひとつひとつを見ると“地味”に見えがちです。
しかし、実家整理の現場では「地味だから処分」になりやすい一方で、整理すると意味が変わることがあります。ここが、片付け現場の難しさであり、私たちが立ち止まる理由でもあります。
それでも雑に処分すべきではない理由
今回のような“古銭の混在”は、片付けの手を止めるだけの理由があります。
それは、価値の断定ではなく、判断の手順の問題です。
第一に、古銭・旧紙幣は「分ければ分けるほど、扱いが変わる」ことがあります。
混在しているときは一様に見えても、紙幣と硬貨、国内外のもの、記念として残したもの、実用として残ったものが同居していることがある。
今回の箱の中も、硬貨・紙幣が同じトレー上にあり、さらに箱の底側にも紙幣類が見えるため、少なくとも一段階の整理を挟んでから判断したほうが、納得が残ります。

第二に、「小さいから捨てやすい」こと自体が落とし穴になります。
大型家具のように迷いが生じやすい品は、処分前に相談が入りやすい。けれど古銭は、片付けが進むほど“勢いで処分”に寄りやすい。
だからこそ、混在で見つかった段階が、実は一番安全な相談タイミングです。
実家整理における「理由を残す査定」
マルミ工藝社では、金額の提示よりも先に「なぜそう判断するのか」を整理してお伝えします。 今回の古銭も、単に“古いお金がある”では終わりません。
どのような混在か(硬貨・紙幣の混ざり、保管の仕方)
まとまりとして見たときの整理の方向性(分けるべきか、まとめるべきか)
片付けの工程上、どこまで手をかけるべきか(無理をしない範囲で)
こうした説明を残すことで、
「処分するにしても、根拠がある」
「残すにしても、理由がある」
という状態に近づけます。
実家整理は、物の整理であると同時に、判断の整理でもあります。
理由が言葉になっていないまま処分すると、あとから気持ちだけが引っかかる。
その“引っかかり”を、査定の場でほどいていくことが、私たちの役割だと考えています。
実家整理で迷ったときの考え方
古銭のように判断が難しい品ほど、結論を急がない方が結果的に早く片付くことがあります。 おすすめしたい考え方はシンプルです。
今回のように、トレーにまとめられている状態は、すでに“散らからない形”になっています。
この状態のままでも、確認は可能です。片付けの負担を増やさず、判断の根拠だけを増やす。
それが、実家整理における現実的な進め方だと感じています。





