神奈川県川崎市多摩区の空き家片付けで見つかった明治〜昭和期の磁器置物。青磁釉の童子像や布袋像、香炉、木彫福神像などが畳の上に並び、和骨董や東洋陶磁の温かみを感じさせるコレクション。

【神奈川県川崎市多摩区】実家売却に伴う空き家片付けで見つかった磁器置物を査定・買取|和骨董・東洋陶磁の静かな美を次代へ

布袋像や青磁香炉など、和骨董・東洋陶磁の魅力を誠実に評価 今回のご依頼は、神奈川県川崎市多摩区にあるご実家の売却を控えた空き家片付けの際に、押入れや床の間の奥から見つかった磁器置物の査定依頼でした。 木箱の中には、明治から昭和後期にかけて製作された布袋像や童子像、青磁釉の香炉など、和骨董や東洋陶磁の趣を感じさせる品々が静かに収められていました。 お客様は、 「両親が大切に飾っていたものなので、処分する前に見てもらいたくて」 と、少し寂しそうに話されていました。 一点ずつ丁寧に確認すると、釉薬の貫入や小さな欠け、長期保管による汚れなどが見受けられ、現代市場ではやや評価が厳しい分野となります。 しかし、布袋像の表情や青磁の発色には手仕事ならではの温かみが残っており、保存状態を考慮しつつ誠実な査定を行いました。 結果として、高額査定とはなりませんでしたが、 「思い出の品を丁寧に扱ってもらえて嬉しいです」 とのお言葉をいただきました。 今の時代、骨董市場では新しい嗜好や海外需要の変化もあり、明治〜昭和の磁器置物は総じて価格が落ち着いている状況です。 それでも、こうした日常の中に宿る“祈り”や“美意識”を未来へ繋げることが、私たち鑑定士の役割だと感じています。 査定のポイント ✅…