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束の間の幸福感

山形県の某市のお宅にお邪魔しました。 天気は晴れ、遠くの山の頂には、まだ残雪が光り、山肌は青く霞んでいます。 買い取った品物は、古銭、根付、印籠、簪、版画(広重の東海道五十三次)、目貫のコレクション(目貫は日本刀の束飾り […]

宝を探せ(大工道具編)その1

これからお世話になる大切な人が還暦を迎え、お祝いをする席に招待していただいた。 来週の金曜日に国分寺の寿司屋で執り行われる。 何かお祝いの品物と思い、考えた。 その人は木工が趣味の一つで、ユーコン川も下れそうなカヌーも自 […]

骨董品屋いろいろ

一口に骨董屋と言っても、実はいろいろなタイプがあります。 骨董品という言葉もまた、実に曖昧な範疇の広い言葉で、明治時代の印判皿の雑器も骨董品なら、正倉院の宝物殿の平螺鈿背八角鏡も骨董品と呼ばれています。 その扱う品物のカ […]

掛軸偽物事情

むかしから掛け軸に関しては、ニセモノが多い。 江戸時代の最も著名な画家の一人、谷文晁などは1000本に1本の割合でしかホンモノが無いと言われている。 骨董商売を始めた頃は、私もそのニセモノ量産の背景が、曖昧模糊としか判ら […]

神社の骨董市について(2)

骨董市の出店は、兎に角朝が早いです。 当時の(20年ほど前の)殆どの骨董市は、午前4時位までには 到着していなといけませんでした。(町田の天満宮などは、午前2時までには着いていました) 特に私は何処の骨董市でも新米だった […]

神社の骨董市について(1)

 骨董品の販売方法の一つに、神社などで行われる骨董市に 出品して売る方法があります。 私は今では骨董市に出店して販売する事は有りませんが この仕事を始めたばかりの頃(20年ほど前)、2年間ほど 骨董市に出店させていただい […]

茶道具の話 よもやま1

一口に骨董屋とか古物商とか言いますが、その商売のスタイルは ピンキリです。 ピンの口は、親子何代も続く京橋や銀座、青山辺りに店を構える お茶道具屋さんです。このタイプの店には、大抵は修行をしている丁稚のような若いスタッフ […]

骨董品と言えば

骨董品と言えば 骨董品と言えば以前は、古い壺や日本刀が思い出されたと思いますが、現在はいわゆる六古窯(備前、越前、常滑、瀬戸、丹波、信楽)は、ほぼ全滅です。志野と唐津は、まだまだ優品にとんでもない価格が付いたりしますが、 […]

絵画の価格

皆さん、絵画の価値ってどんな感じで決まると思いますか? 例えばデパートの美術催事や、画家の個展などで、10号くらいの自宅の居間に飾りやすい油絵が30万円で売っていたとします。 30万円結構な金額ですよね。でも、その油絵は […]

誰も真似のできない魯山人芸術

一言で陶芸作品と言っても。実に様々な種類がある。 大きく分けて、炻器、磁器、陶器。細かく分けたら日本国内だけでも数百の窯がある。 その中でも、ひと際異彩を放つのが魯山人である。 そもそも最初、魯山人は篆刻家であった。その […]