神奈川県高座郡寒川町の空き家片付けで見つかった古いヴァイオリンケース。 布張りが経年劣化した戦前製と思われるケースが畳の上に置かれ、 当時の音楽文化と時代の風合いを感じさせる情景。

【神奈川県高座郡寒川町】空き家片付けで見つかった戦前のヴァイオリンを査定・買取|音色を紡いだアンティーク楽器の記憶

買取品目 ・戦前〜昭和初期製ヴァイオリン(木製ケース付き)
・楽譜・弓・松脂など付属品一式
・古い洋酒瓶・陶磁器飾壺など
片付けの形態 ご実家の空き家整理・解体工事前の片付け
作業時間 約4時間(仕分け・査定・搬出含む)
買取地域 神奈川県高座郡寒川町

片付けの形態・鑑定士のコメント

細川 賀津雄(ほそかわ かずお)

買取担当・細川

今回のご依頼は、神奈川県高座郡寒川町にあるご実家の空き家整理・解体工事前の片付けの際に、古びた楽器ケースが押入れの奥から見つかったことがきっかけでした。

中には、戦前〜昭和初期頃に製造されたヴァイオリンが静かに眠っていました。

ケースの布地は擦り切れ、金具も錆びついていましたが、蓋を開けた瞬間に漂う木の香りから、長い年月を経た楽器の存在感が伝わってきました。

お客様によると、お祖父様が若い頃に趣味で弾いていたものだそうです。

「音はもう出ないかもしれませんが、祖父の思い出なので見ていただきたくて」

とのご相談。

査定の結果、ニスの劣化や指板の反りなどが見られ、
現行の演奏用としては修復が必要な状態でした。

市場全体でもアンティーク楽器の需要がやや落ち着いており、今回は時代的価値を中心に、現実的かつ誠実な査定金額をご提示しました。

それでもお客様からは、

「祖父が大切にしていた楽器を丁寧に扱ってもらえて安心しました」

とお声をいただき、心に残るお取引となりました。

マルミ工藝社では、単なる金額査定だけでなく、そこに込められた“音と記憶”を大切にしています。

古い楽器にも、それぞれの人生の一部としての物語がある。

その想いを受け継ぐことが、
私たちの仕事です。

査定のポイント

骨董品の出張査定風景。青花の壺を手にした鑑定士が、お客様に丁寧に説明している様子。テーブルには染付皿や湯呑などの陶磁器も並ぶ

✅ 本体木部の状態(反り・割れ・塗膜剥離)
✅ 指板・ネック・駒などの残存度
✅ ケース・弓・松脂など付属品の有無
✅ 製作年代・ラベル(ドイツ製・国産など)の確認
✅ 現行市場におけるアンティーク楽器需要(やや下落傾向)

戦前ヴァイオリンの文化的背景と市場価値

ヴァイオリンは、明治〜昭和初期にかけて日本の音楽教育に広く普及し、ヨーロッパ製(特にドイツ・チェコスロバキア製)の楽器が多く輸入されました。

同時に、国内でも職人による模倣製作が始まり、「西洋音楽文化の象徴」として家庭にも浸透していきました。

現在では、実用よりも歴史的資料・装飾的価値としての需要が中心ですが、ラベルや製造地、保存状態によっては高額査定となるケースもあります。

空き家・実家の片付けで見つかった楽器・骨董品のご相談はマルミ工藝社へ

マルミ工藝社では、神奈川県高座郡寒川町をはじめ、県内全域で空き家の片付け・実家整理・不用品買取を行っています。

古い楽器やコレクション品は、「もう使えない」と思っても、文化的・資料的価値を持つものが多くあります。

「処分の前に見てもらえてよかった」
「思い出を残す形で手放せた」

そんなお声を大切に、

お客様の心に寄り添う査定を心がけています。

神奈川県高座郡寒川町でのアンティーク楽器買取事例まとめ

神奈川県高座郡寒川町にて、空き家の片付け・実家整理の際に見つかった戦前のヴァイオリンを査定・買取しました。

古い楽器は経年劣化が進んでいたものの、当時の職人技と時代背景を評価し、次の持ち主へ橋渡し。

「祖父の想いを大切にしてもらえて嬉しい」

とのお言葉が印象的なご依頼でした。