骨董品と言えば

骨董品と言えば 骨董品と言えば以前は、古い壺や日本刀が思い出されたと思いますが、現在はいわゆる六古窯(備前、越前、常滑、瀬戸、丹波、信楽)は、ほぼ全滅です。志野と唐津は、まだまだ優品にとんでもない価格が付いたりしますが、信楽の壺など、鎌倉時代のくらいも有って、自然の灰釉がいい感じに掛かっていても、値段は昔のような権勢は奮えません。 (20年前は300万とかした壺も今では、下手をしたら15万とか) 刀も駄目です。以前は真剣を自宅の居間に飾っていたりした、建築関係や不動産関係或いは、アンダーグランド系の人達が、刀を欲しがらなくなったからです。 勿論、国宝級の刀で一千万円とかする刀は、いまでも価値の下落は起きていませんが、中途半端に80万円位で20年前に購入された刀は、今では数万円の値段が付けばいい方です。玉鋼を使って、刀鍛冶が心血を注いで火花を散らして打った刀、武士の魂が、今では1万円でも売れないのがリアルな現実です。